セサミンとゴマペプチドで血管を健康に!

血管に働きかけるセサミンとゴマペプチド

ゴマに含まれているセサミンとゴマペプチドには、血管へ働きかけて生活習慣病などを予防する効果があります。
ゴマペプチドとはゴマに含まれているアミノ酸が結合したもので、血圧を下げる効果があります。
一方、セサミンはゴマの持っている抗酸化物質「ゴマリグナン」の1つで、悪玉コレステロール値を下げて血液をサラサラに保ちます。
セサミンとゴマペプチドは、高血圧や動脈硬化などが心配な方にとてもオススメな成分なのです。

セサミンとゴマペプチドの働き

セサミンとゴマペプチドはいずれもゴマに含まれているものですが、血管へもたらす効果がそれぞれ異なります。

セサミンの血行促進効果

セサミンには、老化や病気の原因となる活性酸素(※1)を除去する働きがあります。
(※1)活性酸素とは…呼吸から取り入れた酸素が体内で使われると発生する。
強い酸化作用を持つため細菌やウィルスと戦う役割があるが、増えすぎると健康な細胞まで攻撃(酸化)して機能を低下させてしまう。

肝機能の低下が高血圧を引き起こす?

体内で、最も活性酸素の攻撃を受けやすいのは肝臓と言われています。
肝臓には酸素を大量に必要とする仕事が多いため、活性酸素が発生しやすいのです。肝臓が活性酸素の攻撃によって弱ってしまうと、以下のような弊害が現れます。

  • ・油分を体に回す悪玉コレステロールが大量に生成される
  • ・過剰な油分を回収する善玉コレステロールが生成されなくなる

悪玉コレステロールは、血中の活性酸素と結合して血液を酸化させます。ドロドロになった血液は血管をこわばらせてしまい、高血圧や動脈硬化を引き起こすのです。

肝機能を改善するセサミン

セサミンは、胃腸で消化吸収されず、そのまま肝臓へ届く成分です。肝臓に発生した活性酸素を除去することで、肝臓の働きを取り戻す手助けをしてくれます。
セサミンによって肝機能が改善すると、血中のコレステロール値のバランスが整い、血液がサラサラに戻ります。血行が良くなると血管への負担も軽減されるので、高血圧や動脈硬化などを予防・改善できます。

ゴマペプチドの血圧改善効果

ゴマペプチドには、血圧の制御を行っている「アンジオテンシン変換酵素」という物質に働きかけ、血圧を下げる効果があります。

血管の収縮を防ぐ

塩分の摂りすぎや運動不足などが続くと、アンジオテンシン変換酵素が活性化し、血管を収縮させる物質を分泌させます。血管が収縮したままだと血液がズムーズに流れず、高血圧を引き起こします。
ゴマペプチドは、このアンジオテンシン変換酵素の働きを抑制することができます。そして血管を収縮させる物質の発生を抑え、高血圧になるのを防ぐのです。

血圧を下げる物質の分泌を促す

アンジオテンシン変換酵素は、血圧降下作用を持っているブラジキニンという物質を分解する働きがあります。
しかしゴマペプチドがその働きを阻害することで、ブラジキニンの分解も抑えられます。すると、ブラジキニンの働きによって血圧がゆるやかに下がり、高血圧を予防してくれます。

セサミンとゴマペプチドの効率的な摂取方法

セサミンとゴマペプチドは、いずれもゴマを食べることで摂取が可能です。
しかし、より効率よく手軽に摂取するのであれば、サプリメントからの摂取がオススメです。特にセサミンは、他の成分との相乗効果が期待できるサプリメントが多く製造されているので、目的に合ったものを選ぶことができます。
ゴマペプチドの場合は、お茶に配合されている製品が多い傾向があります。手軽に摂取できるサプリメントも販売されていますので、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。

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