セサミンで貧血対策

肝臓の機能向上やガン予防、うつ病予防など数多くの効能を持つセサミンには貧血予防の効果もあります。セサミンの貧血予防効果について見ていきましょう。

貧血はなぜ起こるのか?

セサミンの貧血に対する効果を見る前に、なぜ貧血が起こるのか、その仕組みを見てみましょう。

貧血とは血液中の赤血球の濃度が低い状態のことです。身体に必要な酸素は赤血球のヘモグロビンが運搬するため、貧血では十分な酸素が運ばれなくなってしまいます。そのため、多臓器や組織が低酸素状態となり、倦怠感や蒼白、動悸、息切れといった症状が起こります。

貧血の原因を大きく分けると、赤血球の産生量の低下と赤血球の破壊・喪失の進行、の2パターンがあります(両方同時に起こる場合もあります)。

赤血球の産生量の低下とは、赤血球を作る造血細胞の数が減ってしまう、あるいは造血細胞が赤血球を作れなくなってしまうなどのことです。

赤血球の破壊・喪失は出血や溶血(何らかの要因で赤血球が破壊される)などのことです。

赤血球が破壊されることにより起こる貧血の中でも代表例が、活性酸素による赤血球の破壊です。生きるために必要不可欠な酸素ですが、体内では時折、活性酸素となって周囲の組織、細胞と反応し、これを破壊します。活性酸素と反応した脂質なども過酸化脂質となって同じように周囲の細胞を破壊します。血液中で発生した活性酸素や過酸化脂質が赤血球と反応して、これを破壊するので貧血となってしまうのです。

セサミンはなぜ貧血に効くの?

セサミンの持つ代表的な性質が抗酸化作用です。これは、活性酸素や過酸化脂質といった周囲の組織や細胞と反応してダメージを与える物質と反応して、無効化するというものです。

セサミンが貧血に効果を発揮するのは、この抗酸化作用によって先ほど述べた活性酸素が赤血球を破壊するのを防止するからです。肝臓で吸収されたセサミンは、やがて血管を通じて全身に送られます。血管中を移動する中でセサミンは、活性酸素や過酸化脂質と遭遇するたびに持ち前の抗酸化作用でこれらを除去していきます。こうしてセサミンは、活性酸素による赤血球の破壊を防ぐので、貧血が解消されるのです。

セサミンの貧血予防効果を高めるには

(1)食事で赤血球を増やす
セサミンの貧血予防効果を高めるには、貧血にならない身体を作るための食生活が重要です。活性酸素が赤血球を多少破壊したところで、赤血球が十分にある人は貧血を起こしはしません。食生活から赤血球を増やす必要があるのです。

赤血球を増やすには、ビタミンB12やビタミンB6、葉酸を多く含む食品を食べる必要があります。それぞれの栄養素を多く含む食品は次のようなものです。

・ビタミンB12・・・カツオ、イワシ、鮭、赤貝、アサリ、レバー、卵など
・ビタミンB6・・・菜の花、カツオ、イワシ、レバーなど
・葉酸・・・キャベツ、ほうれん草、イチゴ、オレンジ、レバー、卵など

ビタミンB12や葉酸は肝臓に蓄えられますが、肝機能が衰えると貯蓄できる量が減って欠乏しやすくなります。セサミンは肝機能を高める効果があるので、ビタミンB12と葉酸の貯蓄量を維持して、欠乏しにくくしてくれます。

また、鉄分や鉄分の吸収を助けるタンパク質・ビタミンCを含む食品も貧血防止の効果があります。

・鉄分・・・カツオ、イワシ、赤貝、アサリ、ほうれん草、レバーなど

・ビタミンC・・・キャベツ、サツマイモ、ブロッコリー、オレンジ、イチゴなど

・タンパク質・・・レバー、卵、牛乳、大豆など

これらの食材を料理に取り入れることによって血液から貧血になりにくい体質を作ることが出来ます。もし、これらを食事から摂ることが難しいというのであればサプリメントを積極的に活用するようにしましょう。

(2)高脂質・高カロリーな食事を控える
しかし、これ以外にももう一点食生活に関して気をつけなければならないことがあります。それは、「高脂質・高カロリーに偏らないようにする」ということです。別に貧血に関わらず気をつけるべきことだろうと思われる方も多いでしょうが、セサミンの貧血に対する効果を上げるためには大変重要なことなのです。

普段から高脂質・高カロリーの食生活をしていると、血液中の中性脂肪・LDLコレステロールの量が増加してしまいます。すると、それらのせいで血液がドロドロの状態となり、活性酸素によって過酸化脂質が発生しやすく、貧血を起こしやすくなるのです。

セサミンの効能の中には「ドロドロの血液をサラサラの血液に改善する」というものもありますが、せっかく飲んだセサミンがそちらの方に使われてしまっては貧血対策として飲んだ意味が薄れてしまいます。ですので、高脂質・高カロリーの食事を控えることで、飲んだセサミンが効率良く貧血対策となる身体を目指しましょう。

まとめ

ゴマの栄養素・セサミンには強い抗酸化作用がありますが、それにより貧血防止効果も期待することが出来ます。貧血の原因には主に2パターン、赤血球が作られないパターンと赤血球が破壊されるパターンがあります。赤血球が破壊されるパターンの代表例が、血液中の活性酸素による赤血球の破壊です。これは、血液中で発生した活性酸素・過酸化脂質が赤血球と反応してこれを破壊し、酸素の運搬量が減ってしまうことにより貧血を起こすというものです。セサミンは肝臓で吸収後、血液を通じて全身に向かいますが、この際に血液中の活性酸素・過酸化脂質を除去してくれるので貧血防止に効果があるのです。

セサミンを摂取することで貧血の原因である活性酸素・過酸化脂質を除去することが出来ますが、その効果を十分に発揮させるためには「赤血球を増やす鉄分やビタミンB12、B6などを摂る」「高脂質・高カロリーを避ける」といった食生活の改善が必要です。

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